給食おばちゃんがいろいろ作って飲んでます♪

元給食のおばちゃん歴約15年の酒好きが、給食メニューをはじめ、いろんな料理を作ります♪他にもいろいろ言っちゃいます。

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別カテゴリー。声が出ない。

前回の続きです。

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離婚するため、彼と話し合いを試みる日々が始まりました。


察した彼は、話そうとする度に
寝ている赤ちゃんの、片腕だけをひょいと掴んでわたしの方へドン!と渡す。

赤ちゃんを抱っこしている時に、ヘタな事が言えないのを、彼は分かっていました。


この繰り返し。びっくりして起きる赤ちゃんの顔は、今でも覚えています。




彼の母親は、
ケンちゃんは当てにならないから、
そうゆう子だと思って上手くやりなさい。

だから、あなたが早く運転免許を取って、赤ちゃんと2人でウチに来なさい。

とか、しょっちゅう電話をかけてくる。



その頃
わたしの実家の母がやって来て、
赤ちゃん見ててあげるから
息抜きに買い物でもしておいで。
と、言ってくれた。

いざ出かけようとすると、
私、黒いバッグが欲しいのよね〜。
と、絶妙なタイミングで言ってくる母。


外へ出て、母にバッグを買って帰った。

息抜きには、全くならなかった。




そんな生活を送っていたある日、
朝起きたら、声が出なくなっていました。

運動会の応援団長くらいのパワーで叫んで、
やっと小さな かすれ声が出る感じ。

喉は痛くない。
耳鼻科へ行っても異常なしで
これが約1ヶ月続きました。



子守歌が歌えなくて困りました。
赤ちゃんが、不思議そうにわたしの顔を見ていました。




このままじゃ、誰かが死ぬまで終わらない。と、本能が感じました。


今は助けを呼ぶ声も出せないし、わたしは彼に殺される。

わたしが彼を殺してしまうかも知れない。

赤ちゃんが殺されるかも知れない。

わたしが赤ちゃんを道ずれに死ぬかも知れない。


この頃はもう、精神状態がおかしくなりかけていました。



とにかく深呼吸を味方に「冷静に」と頭の中で唱えながら、

彼を刺激しないように、
細心の注意を払う事に集中した。



その頃、わたしの前歯は、
彼に顔を掴まれてグラグラになっていました。



次回に続きます。


ここまでお読みいただき、お付き合いいただき、ありがとうございました!